コンクリートについて
色むらとは…
グレーの濃淡が変わってしまい、まだら状に見える状況をいいます。気候、セメント材料の相性、養生期間、水はけ、コンクリートに含まれる水分等、様々な原因が考えられます。
色むらは、原因の特定が難しく完全に発生を防ぐことはできません。強度、耐久性においては全く問題ありません。
コンクリートに含まれる水分は薬剤が乾くのに半年~1年程度かかります。時間の経過で色むらが薄まっていくことはありますが、完全に消えることはありません。
ヘアークラックとは…
コンクリートに発生するひび割れのことをクラックといいます。クラックの幅が0.3㎜未満、深さ4㎜未満のものをヘアクラックといいます。コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱いという性質があります。夏には膨張、冬には収縮するため、膨張・収縮率の違いからクラックが生じます。
水とセメントが触れ合うことにより化学反応を起こします。その化学反応により熱を生じコンクリートの温度が上がります。
コンクリートの温度と外気温との間に温度差が生じることにより、温度差ひび割れが発生します。
さらに、打設後のコンクリートの表面が乾燥し収縮することにより、乾燥ひび割れが発生します。
ああ
土間コンクリートは、一般的な構造物と比べてひびが入りやすく、完全に発生を防ぐことはできません。
地盤沈下やコンクリートの強度不足で起きるクラックは問題ですが、ヘアークラックは構造・強度的に全く問題ありません。
●コンクリート下部にワイヤーメッシュをいれます。それにより引っ張りに強くなり強固な鉄筋コンクリートになります。
●地盤が悪い場合は、砕石転圧をしっかり行います。
●土間コンクリートの形は真四角で、コンクリート内に何も無い状態が一番理想です。入り組んだ場所、カーポートの柱、ガーデンパン、雨水枡、計量器等の隅からはクラックが入りやすいです。
●大きな面積の場合、伸縮目地(エキスパンタイ)を設けることにより、クラックが入りにくくなります。草目地や砂利目地等でも効果は同じです。