白華について
白華について
白華とは…
炭酸カルシウムが資材表面に白く残留する現象です。
水とセメントにより水酸化カルシウムが発生し、更に水に溶解した水酸化カルシウムが乾燥工程中のコンクリート表面に移行、蒸発し残留水酸化カルシウムが空気中の炭酸ガスと反応して、炭酸カルシウムを生成します。
白華現象はコンクリート製品・レンガ製品・天然石等に発生し、施工直後(1~10日)特に冬場に最も起こりやすく、その後は次第に減っていきます。
雨水にさらさないことが一番の対策になりますが、現実的に考えて不可能です。そのため予防策もほとんどないため、施工するうえで仕方のないものとされています。
白華現象は、欠陥や異常ではなく、強度的に全く問題ありません。日々のお手入れが必須になります。
●除去方法
①比較的わずかな場合は、水で濡らしてブラシでこすり取る。(塗り部分はこすらないこと)
②上記の処置でも乾くとまだ出てくるような場合は、弱酸性の洗剤(サンポール等)を使用する。水により希釈して雑巾等を使って拭き取るように除去する。専用の白華除去剤(クエン酸)を使うのもよい。
③結晶化し塊になっている場合は、ドライバー等で削り取った後、上記の処置をする。