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【施工会社が教える】カーポートの寿命はどれくらい?耐用年数の目安と劣化サイン

  • 2025年9月30日
  • 2025年9月30日
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「カーポートって何年くらいもつの?」
「そろそろ古くなってきたけど、修理で済むのか建て替えた方がいいのか迷っている…」

そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
カーポートは一度設置すると長く使える設備ですが、素材や環境によって寿命は大きく変わります。実際に私たち施工会社にも「どれくらい使えるの?」「劣化のサインってある?」といったご相談がよく寄せられます。

この記事では、カーポートの耐用年数・寿命の目安から、寿命を縮める原因・劣化のサイン、そして修理や建て替えの判断基準まで、施工会社の経験をもとにわかりやすく解説します。
読んだあとには、「自分のカーポートはまだ大丈夫なのか?」「修理や買い替えを考えるべきか?」が判断できるようになりますよ。

カーポートの耐用年数はどれくらい?

一般的にカーポートの寿命は15年程度といわれています。
ただし、これはあくまで目安で、実際には設置環境やメンテナンスの有無によって10〜20年ほどと幅があります。

特にカーポートは「本体(フレーム部分)」と「屋根材」の2つに分けて考えるとわかりやすいです。

本体(フレーム部分)の寿命

  • アルミ製 … サビに強く、15〜20年ほど使えるケースが多い

  • スチール製 … 強度はあるがサビやすく、10〜15年程度

屋根材の寿命

  • ポリカーボネート板 … 10〜15年。紫外線で色あせや劣化が出やすい

  • ガラス … 耐久性があり20年以上持つ場合も。ただし重量があるため支柱の負担は大きい

  • アクリル板 … 5〜10年程度。昔のカーポートでよく見られるが劣化が早い

屋根材の選び方はこちらの記事で解説しています!
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現場で感じる「長持ちしやすい製品」の傾向

代表的なカーポートは アルミフレーム+ポリカーボネート屋根 の組み合わせです。
このタイプはコストと耐久性のバランスが良く、実際の施工でも選ばれる方が非常に多い仕様 です。

特にアルミはサビに強く、ポリカーボネートは割れにくく軽量なため、耐用年数も安定して長持ちしやすいのが特徴です。
そのため、私たち施工会社としても 「長く安心して使いたい」方におすすめできる組み合わせ といえます。

アルミフレーム+ポリカーボネート屋根

カーポートの寿命が近いサイン

  • 支柱のぐらつきや歪み

  • 屋根パネルの色あせ・破損

  • 雨漏りや強風時の異音

こうしたサインが見えたら、修理か建て替えの検討をおすすめします。
実際の現場でも、これらの症状が出始めてからご相談いただくケースが多いです。

カーポートの寿命を縮める原因とは

カーポートは設置してから年数が経つにつれて、さまざまな要因で劣化が進みます。
特に自然環境や日常の使い方が大きく影響し、同じ製品でも寿命に差が出ることがあります。ここでは、施工現場でもよく見られる「寿命を縮める主な原因」を紹介します。

台風や積雪など自然環境の影響

強風や大雪はカーポートの最大の敵。屋根材の破損や支柱の歪みが一気に進むことがあります。

サビや部品の劣化

ボルトや金具のサビは見落としがちですが、耐久性に大きく影響します。

お客様から多い相談例(屋根材の割れ・変形など)

実際の相談で多いのは「屋根パネルの割れ」や「ポリカの変形」。紫外線や経年劣化で弱くなりやすい部分です。

長持ちさせるためのメンテナンスのポイント

台風や積雪など自然現象そのものは避けられませんが、ちょっとした予防や対策だけでも寿命を延ばすことができます。

すぐできる簡単な対策(予防)

備えることで、寿命は大きく変わります。

  • 台風対策:飛ばされそうな物を片付ける、屋根の上に物を置かない

  • 積雪対策:雪が積もったら早めに棒で落とす

  • サビ対策:海沿いでは時々ホースで水洗いして塩分を落とす

台風や大雪のあとにやっておきたいケア

  • 台風後や大雨後:屋根パネルや金具のゆるみを目視チェック

  • 積雪後:支柱や梁に歪みがないか確認

  • サビが出始めたら:防錆スプレーや塗料で早めに補修

これらは「やっておくかどうか」で寿命の長さに大きな差が出るポイントです。災害後のひと手間が、カーポートを長く安心して使うために欠かせない行動といえます。

設置環境による注意点(海沿い・雪国など)

  • 海沿い:潮風で金具や「ペレ(結露防止材)」が劣化しやすいです。実際に海の近くではペレがボロボロになるため、施工会社によってはあえて付けない提案をすることもあります。

  • 雪国:積雪荷重に耐えられる「耐積雪強度」を確認して選ぶことが重要。一般仕様は20cm程度の積雪を想定していますが、雪国仕様なら50〜100cm以上の対応モデルもあります。地域に合った強度を選ぶことで、寿命が延びるだけでなく安全性も確保できます。

修理と建て替えの判断目安

修理で済むケース(屋根材交換など)

屋根パネルの割れや部品交換であれば、修理対応で十分な場合があります。

建て替えをおすすめするケース(基礎や支柱の劣化など)

支柱がサビで腐食している、基礎部分がぐらついている場合は建て替えが必要です。

実際にかかる費用感と相談の流れ

  • 修理:数万円〜
  • 建て替え:20〜40万円程度〜(サイズや仕様による)

施工会社では現場を見てから判断し、費用感を提示するのが一般的です。

まとめ|カーポートの寿命は施工と管理で大きく変わる

カーポートは“設置して終わり”ではなく、環境に合った選び方と日々のちょっとしたケアで寿命が大きく変わります。前向きにメンテナンスすることで、15年以上快適に使い続けることも十分可能です。

もし「そろそろ寿命かも?」と感じたら、無理に我慢せず早めに点検や相談をするのも大切です。小さな補修で済むうちに対応できれば、費用も抑えられて安心。施工会社に相談すれば、修理と建て替えのどちらが良いか、あなたの環境に合った最適な方法を提案してもらえます。

あなたの大切な車と暮らしを守るカーポート。快適な毎日を送っていただけるよう、ぜひ今日からできることを始めてみてくださいね。


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